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北川景子さん主演映画「瞬 またたき」(2010年6月) [Book & シネマ]

日比谷花壇さんのHPで見つけた北川景子さん主演の映画「瞬(またたき)」の試写会プレゼント・キャンペーンに応募して当選! 6月15日に新宿・明治安田生命ホールに行ってきました。


2010年6月19日よりロードショー
(2018年追記=大変申し訳ございません。公式ページとして貼っていたリンクは別サイトに飛ぶようになってしまったので、外させていただきました。)

すでに結末もストーリーとして発表されているので、それを知った上でも観ることの出来る映画だということを一応付記しておきますね。


●「瞬(またたき)」について

「涙でページがめくれない」と話題を呼んだ河原れんの小説「瞬(またたき)」を映画化したラブストーリー。

【あらすじ】恋人同士だった淳一(岡田将生)と泉美(北川景子)は、二人でバイクで出かけ事故に遭う。その事故で淳一は他界。一人生き残ることとなった泉美はショックから、事故に遭った10分間の記憶を失う。事故の真相を知るため記憶をたどり、つらい現実と向き合っていく。記憶を取り戻した時にわかった淳一の「愛の形」、それを受け止め泉美は再生することを誓う。



● 感 想   

この作品のストーリーは結末も最初から見えている。けれど、どんな形でということをひも解いてゆく映画のようだった。そのせいか話が全然前に進まない。しかもその「進まないストーリー」の間中、とても切なく、苦しさに満ちているので、正直なところ見ていてかなりしんどかった。

けれど、その進まないストーリーにも理由があるのだと思う。

実際に伴侶を亡くされた友人が身近にいるので、余計にそれはよくわかる。本人の周りでそう簡単に「時」なんて進まないのだ。「彼への思いを完結させる」なんてできっこないのだから…。



【日比谷花壇】【お供え用】鳩居堂「お線香いかるが」とアレンジメントのセット


そんなこともあり、私にとって北川さんが演じる泉美の「自分の心を整理していきたい」という様子は、実にリアルに感じた。そして最終的に彼女は未来に向かっていこうとするが、これは若いからこそこの短い期間の中で出来たことであろうとも思えた。世の中、そこまで強くなれる人ばかりではないはずだし…。そんなことを思いながら見ていた。



【日比谷花壇】【お供え用】アレンジメント「リリーブ」



そして…結末に近づくにつれて、涙が止まらなくなってしまった…。瞬間的にそれぞれが伝えた「愛の形」。もちろん死に至った淳一の愛の形は凄絶でもあったけれど…それを受け容れきれない泉美のとった行動も凄かった。今思い出しても涙が滲んでくる…。それはそれは衝撃的なものであった。



【日比谷花壇】飾って楽しむ「ヴェール プレーリー」(フラワーベース付き)


美しい景色のロケ地は北海道。泉美は花屋さんで働いているという設定。
花屋さんで働く中、日もちするはずの花が2、3日で枯れてしまったというシーンが印象的だった。店長(?)の清水美沙が「花は悲しみを吸い取ってくれるから」という台詞も共感できた。そう、お花は優しいから…。


ラストシーンはところ変わって出雲に移る。初めて知ったパワースポット東出雲町の黄泉比良坂(よもつひらさか)は、私も行ってみたい。ここは知る人ぞ知る、黄泉の国への入り口とも言われている密かな観光地なのだそうだ。誰に会いたい…? やっぱり…父かな。。。


●要所要所でのお花たち

この映画のもう一つの見所ポイントは要所要所に出てくるお花たちなのではないだろうか。泉美の職場がお花屋さんということもあるが、桜を二人で見に行ったり、美大生だった淳一がスランプに陥り絵を描けなくなった時に泉美が届けたアレンジメントのお花など、彼らの気持ちを代弁するかのようにさり気なく登場したお花たちの演出もぜひ注目してもらいたい^^



【日比谷花壇】30本の赤バラの花束「アニバーサリーローズ」


北川さんがセレクトした『北川景子セレクト花束「瞬」』は、日比谷花壇さんのオンライン・ショッピングサイトで販売された(2018年追記:現在は販売していません)。これは「瞬 またたき」とのコラボレーションにより、実現したそうだ。おそらく彼女が一歩踏み出そうとしている時に作ろうとしていた花束にとっても近いようなイメージに思えたのだけれど…どうかな。



【日比谷花壇】blue rose APPLAUSE BOX ブルーローズ アプローズ ボックス(1本)


(その時の花束とは違うけれど、イメージということで日比谷花壇さんのお花をちりばめてみました)


「普段なかなか言葉にしづらい思いをこのブーケに込めて贈って頂けると嬉しく思います」という北川景子さんの想いのこもった花束なのだそうだ。


日比谷花壇_お供え_季節のお花



DVDは、2011年1月に発売となりました。
ブックオフさんのリンクを貼っておきます。


ブックオフ[次項有]瞬 またたき


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コメント 22

chicory

北川さん、かわいいですよね。
この映画、日比谷花壇がスポンサーなんでしょうか?
お金持ちですねー。
by chicory (2010-06-19 03:16) 

明

私も気になってる映画です。
やっぱり泣ける映画なんですね。
観に行くか迷います(-""-;)
by 明 (2010-06-19 09:56) 

sig

こんにちは。
うささんは去年のことがありますから、感受性も高かったのではないでしょうか。

たくさんのコメント、ありがとう。ご返事書いておきました。
by sig (2010-06-19 11:50) 

こうちゃん

僕も誰かに抱きつかれたい。
by こうちゃん (2010-06-19 12:05) 

moz

今日、本屋でこの文庫本を見つけました。
買おうかと思ったのですが、春樹さんの新しい文庫本を見つけたのでそちらを買ってしまいました ^^;
映画は予告編? をTV 出見ました。かなり興味津々です。
北川さん、とても素敵な女優さんになりましたよね。それだけでも見たい映画です。
by moz (2010-06-19 19:09) 

ゆみちゃん

突然の「死」は(私だけの経験かも)恐怖と驚きで何も考えられず
涙することすらできないで感情というものが無くなってしまう。

父親が亡くなったときは病死だったので泣きました。

私は犬の世話をすること、
仏様へのお花が毎日届き、それのお世話。
そして、師匠や夫を慕う人達に助けてもらうことができきたことで生き永らえている。

自ら泣く(会いたいと号泣)ことがで出来るようになったのは死後一年以上たってからだった。

泣けるのは良いです。
ストレス解消(?)にもなるし、苦しみから解放されます。


by ゆみちゃん (2010-06-19 22:43) 

うさ

>chicoryさん
北川さん女性の目から見ても綺麗ですよね^^
ちょっと私の書き方が悪かったみたいですね(汗)。直してみましたが、日比谷花壇さんはスポンサーということではなく、コラボした花束の販売を始められたということらしいです。とはいえ、映画に登場しているお花のアレンジメントは何となく日比谷花壇さんのアレンジされているお花のイメージとダブるところは多々ありますが^^
by うさ (2010-06-20 00:33) 

うさ

>明さん
気になっている映画でしたか^^ なんか映画館でも泣けてきたけれど、後からもじわじわと思い出すときちゃって、先日英語のレッスンの時にストーリーを話しながら泣けてきてしまったという(大汗)。先生もびっくりしていましたが。いろいろなことを考えさせられます。そして…一瞬という短い時間の中で表現された「愛の形」を知ることも出来ますよ♪
by うさ (2010-06-20 00:34) 

うさ

>sigさん
確かに感受性のアンテナはかなり高い位置にある状況かもしれません^^ とはいえ、周りにいた方たちもかなりの割合で涙されていましたので、特別私だけでもないかと思います。原作を読まれた方たちも同じみたいですし。
by うさ (2010-06-20 00:34) 

うさ

>こうちゃん
う〜ん。最近女っけがないんでしたっけね〜(爆)。犬猫、あるいはぬいぐるみあたりに抱きついてみてはいかがでしょう…?!
by うさ (2010-06-20 00:35) 

うさ

>mozさん
原作本はまだ読んだことがないので、どんなかはわかりませんが…映画は好みの問題もあるとは思いますがなかなかお薦めです。…というか北川さんの演技は素晴らしかったと思います。特に最後の記憶がよみがえった時の北川さんがその事故現場でとった行動の場面は本当に息をのみました。北川さんファンだったら必見ではないでしょうか。
by うさ (2010-06-20 00:35) 

うさ

>ゆみちゃんセンセ
突然の死に遭遇すると…固まりますよね…。そして何も考えられなくなる。自分も自分でいられなくなるような感覚におそわれる…。この映画のヒロインもまた空虚な生活を送っているところから始まりました。遠くうつろな目のまま、治ったはずの足をひきずり、精神科に通いつめ何かを必死に探していました。

よっぽど試写会にゆみちゃんセンセを誘おうかな…と思ったのだけれど、ちょっと私に勇気がありませんでした。どんな映画かもわからなかったし、辛い映画ということだけはわかっていたので、リアル過ぎて大変なことになりそうだったし…。

最終的にヒロインは泣きますが、同時に虚ろだった目に光が戻り、笑顔になります。かなり前向きになります。それは…本当に強いと思いました。その強さのシーンが映画の比率的にもう少し大きな配分であったら…ゆみちゃんにもお薦めしたいと思いますが^^;
by うさ (2010-06-20 00:37) 

こうちゃん

うるさい!!!笑^^*
by こうちゃん (2010-06-20 01:37) 

うさ

>こうちゃん
でへへぇ〜(笑)。だけど、本当はこうちゃんの回りには順番待ちしている女の子たちが並んでいるんでしょう? *^^*
by うさ (2010-06-20 14:36) 

yoyosan

素敵な映画のようですね。
でも最近こういう悲しいの
見られないんですよ~
涙腺緩みすぎなんです^^;
by yoyosan (2010-06-20 22:40) 

うさ

>yoyosanさん
素敵な映画でした。最後は菅井きんさんも良い味の役どころで出演されていましたし^^ 確かに私も年齢を重ねるごとに「悲しい映画」は見たくても敬遠する傾向があります(汗)。そ〜なんですよね〜。涙腺がゆるみがちで…っっっ。まあでもたまにはこういうのも良いかもです♪
by うさ (2010-06-22 00:45) 

ぴんくま

受け容れきれない哀しいお別れ、
幸いまだ経験がありません。
先日学生時代の友人達とランチしましたが、
クールだったと言われました。
その少し前には母に、父に似てドライだと。
この先訪れるだろう哀しい時に、
自分はどうなるのかな、と考えながら読みました。
by ぴんくま (2010-06-23 10:57) 

kontenten

北川景子さん・・・最近の女優さんは、わかりません^^;Aアセアセ
さて、一昨日の昼過ぎに無事タイから戻って参りました。
残念ながら、膝のリハビリ中なのでゴルフは出来ませんでしたが
その代わり、観光は出来ました・・・詳しくは、うし柄が少しずつ
ご報告申し上げます予定です(^^)。
by kontenten (2010-06-23 15:33) 

うさ

>ぴんくまさん
やっぱり、ぴんくまさんの語彙力は素晴らしいですね♪
私もこういう表現の仕方を盗ませてもらいたいです^^
ぴんくまさんはクールだったんですね。私は小学生の時だけは「クール」だったようです(笑)。といっても私の場合は、言い換えるとものすごく無愛想だったということなんですけれどね(苦笑)。大人になるにしたがって、感受性の強い面がどんどん出て来ちゃって、今では感情でしか生きていない人みたいになっちゃっていますけれど(汗)。話はちょっとそれるのですが私が「自分をおばさん」として受け止めた時って、ものすごく楽になったんですよね。。。だから、もしかすると本当はどこかで抑えて「クール」なのであれば…それが解き放たれた時、ぴんくまさんも楽になるかもしれないな…なんて思ってしまいました^^
by うさ (2010-06-24 01:20) 

うさ

>kontentenさん
北川景子さんは、若手女優さんの中ではなかなかの演技派ではないかと思います。最初はただのちょっと綺麗な娘というだけかな…と思っていたのですけれどね^^; 今はちょっと視聴率が不調のようですがキムタクと一緒に月9にも出ていらっしゃる方ですよん。
それから…お帰りなさ〜い!! タイでの出来事はうし柄のエルちゃんからお話をうかがうのを楽しみにしていますね〜☆(って訪問が遅れていてごめんなさ〜いっっっ)
by うさ (2010-06-24 01:20) 

mau-mauu

黄泉比良坂ですか。。。
自分は3歳で線路から空に旅立った姉に会ってみたいです。
by mau-mauu (2010-06-27 21:26) 

うさ

>mau-mauuさん
…そんなことがあったんですね…。知らなかったです。いくつ年が離れていたのでしょう? そんなに離れていなかったとしても記憶に残っているような年齢ではないですね。会えたら…何を話してみたいですか? あるいは何か言ってもらえるような気がします。
by うさ (2010-06-28 00:21) 

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