場所は原宿のアコスタディオ。ベーゼンドルファーというピアノの銘器にて弾かせていただける貴重なスタジオです。今回はスタジオからあふれんばかり60人以上の人が(延べ人数にするともっと多いみたいです)いらっしゃったという大盛会。
特に印象に残ったプログラムをいくつかご紹介します☆
普段はジャズ・シンガーなのに、なぜかクラシック音楽が急に弾きたくなり、今回ベートーヴェンのソナタ「月光」全楽章(しかも暗譜!!)でトライされたKさん。それをBGMがわりに、曲が終了するまでにXさんがメロンに切り込みをいれてオリジナルのアレンジ作品をという今までなかった企画ものでした。
結果は大成功! ちょうど曲が終わると同時に完成したのです。美しく仕上がったお花のようになったメロンの写真を撮れなかったのが残念。演奏も、ジャズっぽくなく正統派クラシックという感じの音の出し方で、とても素敵な演奏でした!(ペダルを踏む姿勢はジャズっぽかったのですけれどね^^)
#59128;次に、この「望年会」に深く関わられていた故・田中一実氏との想い出を語り、想い出の曲として弾いてくださったプロのピアニストNさんの演奏!
リストの「エステ荘の噴水」
この曲、私大学時代にトライして挫折した曲なのですが…。本当にきれいな曲です。もちろんテクニック的に難しいけれど、様々な表情を見せる「水」を表現するには、音色でその色合いを紡いでいかなければいけないのです。Nさんの演奏は色鮮やかに、時には輝き、時には勢いを増し、水の変化を十二分に堪能させてくださいました。あまりの美しさに鳥肌もたち、感動して泣きそうになったくらいでした。
#59128;それから…
ジャズ・シンガーさんたちにまざり、ブルース・ヴォーカルやハーモニカが加わったり、ハモりがあったり、その場で初めて会った同業者たちでの即興セッションタイムなんて、もう最高に盛り上がってしまいました!!
「チター」という楽器、初めて生で見ました! そしてこんな風に演奏するということ、こんな音が出るのだということ、初めてづくし! しかもその音色は優しく繊細で素直に心の中に沁みてくる天からの声のような音色でした。
チターの演奏
演奏後はチターにも自由に触れさせていただけました。
残念ながら聞き逃してしまったのは例年参加していらっしゃる尺八奏者のTagさんの演奏。今年はクリスマス・メドレーも披露してくださったのだとか。
え? 私達の演奏は…って?
でへへへ。
やっぱり一夜漬けはなりませぬ。
今回譜読みすらまともに出来ていなかった私でございますので、本番だけ大成功! なんてことにはなりませんのよ。
が、思いっきりメロディー部分ではずしたり、ベースの音を3小節くらい落としたり…譜めくりがうまくいかなかったり…しつつも一応流れだけは壊さず最後まで辿り着けたのは奇跡的だったと言えそう(大汗)。
演奏でダメダメ部分は、例の怪しげな仮面と帽子という仮装でカバー出来た…と信じたいのですが…。(写真は夫さんに撮ってもらったものです。ピアノに夫さんの姿が写り込んでいますが(笑)。)
実はうさの衣裳、以前ご紹介した(11月19日のブログ)ANITA ARENBERG(アニタ・アレンバーグ)
フリルニットチュニック
結構評判よかったです☆ すれ違った全然知らない人に「素敵ぃ〜☆」なんて言っていただけたし。(弾いている姿は今ひとつかなっっっ)。またお洋服の詳細は後日アップしたいなとたくらんでおります☆(この写真のみ夫サンに撮ってもらったものです。ピアノに夫さんの姿が写り込んでおります(笑))
パーティー終了後、帰路についてから、プロのヴォーカリストをされていて、母娘で素敵なハーモニーを聴かせてくださったMさんと、とあるお店でバッタリ会って、私はもちろん彼女のことはすっごく素敵だなぁ〜って羨望の眼でうっとり見ていたから覚えていたんだけれど、彼女も私のことを覚えていてくれて、「あ〜!!」ってお互い指さし(笑)。
なんでも「生で連弾を聴いたのは初めてで、とっても面白かった!」と感想までいただき、更に「私もピアノをまた始めたくなった」と言っていただけました。こういう出会いってすごく嬉しいです♪
そんなこんなで楽しい宴は終了。日曜日なのに家に着いたのは0時。
今日の仕事は夫も居眠りしていないか心配ですが。
有意義な一日はこうして過ぎていったのでした。
おしまい。
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