1週間前になってしまったけれど、障害者の方たちのピアノの祭典「国際障害者ピアノ音楽祭」なるものに行ってきました。このイベントは前回まで「ピアノ・パラリンピック」と銘打たれていたものですが、何やら内部事情により、改称されたのだそうです(個人的にはピアノ・パラリンピックの方がわかりやすいし、スポーツだけに限らず芸術にも手を広げて欲しいと願っております)。

いろいろな障害を持った方達が出演されましたが、演奏だけ聴いていると「障害を持っている」ということには気づかないくらい。 どの人の演奏も音がきれいで心に染みてくるものばかり…。感動して何度も涙が出そうになりました。

でも実際は、指が3本しかない人や、緊張のあまり痙攣まで起こしながら最後まで弾いた人、ステージ上でお辞儀をする時に立ち位置のテープにピッタリ足を揃えるまで何分もかかってしまった人…。

帰りの電車で偶然出演されたお二人が隣に座られて会話が聞こえてきてしまったのだけれど…
「私ね、どうしてこんなに自分の身体が痛いのかものすごく辛くなることがあるの。そんな時は“死んじゃいたい!”っていう思いにいきつくの。けど、今日ここに来てもっと大変な人がいるってわかって、もっともっとピアノを頑張って練習したくなったわ」と。主催者に聞かせてあげたい言葉ですよね。

障害を持っている人は実は特殊な能力も備えもっていると以前聞いたことがあるし、そういう部分も見えてきたところもありました。けれど、彼らが「努力」している部分も人並み以上であるということも実感できました。いろいろなことを教わったフェスティバル。お客さんが関係者以外ほとんど入っていなかったのが残念でしたが。。。もっともっといろいろな人に知ってほしいと思います。

http://ipd-piano.sakura.ne.jp/index.html

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私には珍しく今月はたくさんアップしてしまいました(笑)。これから仕事が忙しくなる時期に入るので、アップはしばらくお休みする予定です。(もしかするとレスも遅れるかもしれません。その時はごめんなさい)



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