田舎の最終電車は早いのです。飛行機が遅れたのですが、それでもなんとか間に合ってふるさとのT市に到着。ホームにはもう1人もいません。 ↓
何もない田舎町です(笑)。到着したのが23時近かったので、この日は真っ直ぐ宿へ。
さて翌日は、お墓参りを済ませ、母がお世話になっている写真の先生のところにご挨拶にうかがい、そこで面白い情報をきいて、隣町に足を運んでみることになりました。母と夫と私の3人ツアーです。
穴場的らしいので、ハッキリと名称は書かず「F沼」にしておきましょう(笑)。
こちらです。 ↓
この日は朝から雨が降ったりやんだりのさえないお天気。厚い雲に覆われていたので、どうかなぁって言いながらも到着。上の写真を撮った後、大降りになってきたのでひとまず車に逃げ込みました。
狙いは夕焼け空だったのですけれど…ね。残念…。
しかも、目当てのものは…ここにはいませんでした…^^; なので、別の場所に移動してみようかということになり、車を走らせていると…!
あ! あんな感じ?! ↑
わかりますか(笑)? この写真でわかったらすごい!!
まるでゴミにしか見えない程度にしか写っていませんので…。
そうなんです。お目当ては「マガン」という鳥さんたち。
遠くの方ですが、ちゃんと列を作って飛んでいました。
こんなくらいの鳥さんたちだったら、まぁどこでも見られそうなものですが…。
実はこの沼、この季節には、4万羽近く(この数字は「裏」がとれていなくて、ただの受け売りの数字です)が降り立ってくるというのです。長旅の大切な休息地なので、滞在期間は数日くらいらしいです。だからすごくタイミング的に合わないと、会えないみたい。
ちょっとした小道にそれて再び沼のそばまで来ました。
そして…おそらくお日さまがそろそろ沈むのでは…? という時間になってきたら…!
来ました! 来ました!
あっちからも、こっちからもマガンさんたちの群れがすごい数です。
写真で見るとホントに「ゴミ」以外に見えない^^; 黒い点々(鳥さんたちに失礼!)はみんな鳥さんたちなんですけれどね。
↑ こんなブレブレで画像も荒くてしょうもない写真をアップして良いものかどうか迷ったんだけれど^^; 一応記録ということで。線になって見えるのはマガンさんたちが沼に向かっているところ。そして沼に浮かぶ黒い点々はすでに到着している鳥さんたち。
時折、白鳥さんがまざっていたりしました!
これ ↓ は白鳥さん。シルエットですぐにわかります。首が長いのですね。
この沼、3月中旬〜4月にかけて、オオハクチョウさんがやってくることは有名みたいなんだけれど、この季節も羽を休めに来ているんですね。肉眼で見ると本当にすごかったです! 白鳥さんたちがこんなにたくさん揃って飛んでいるのを見たのも初めてで、その美しさ、力強さ、迫力にただただ圧倒されました。
私達3人以外誰もいなくて、聞こえてくるのは鳥さんたちの羽ばたく音や鳴き声、水面に降り立つ水の音だけ…。目の前に広がるそんな景色に感動して泣きそうになりました。
あまりに圧倒されて、ほとんど写真を撮るのを忘れて見入っている時間の方が長かったと思います。
自分の田舎のそばにこんな凄い場所があったなんて、知らなかった。。。
+ + +
翌日はすごく良いお天気になって、ああ1日ズレていたら、もっとすごい光景を見られたかもしれないかなぁ…なんて後ろ髪ひがれながらも、お昼には電車に乗って帰路につかないと。母とは1日しか一緒に過ごせなかったので、申し訳なかった…。
駅まで見送りに来てくれて、ほんのつかの間の駅近辺でのぶら撮りをして…。ホームでは「もう帰っちゃうの?」と母がちょっと涙ぐんだりして…。私もつられちゃった。また来るから。元気でいてね。
母の寂しそうな姿が瞼に残ってしまったのだけれど…後から立ち直りの早さを聞いてびっくり(笑)。なんと、見送ってくれた後、その足で車を飛ばし近くの山にコスモスを撮りに行ったのですと。来年80歳を迎える人のすることとは思えないですっっっ!
まぁ、そんなこんなで旅を終え、一昨日、鳥さんたちの写真が母から届きました。夫と私もちょうど送ったところでした。それぞれ、どう向き合ったのか…同じ被写体、同じ経験をしてもいつも撮っている写真は3人3様で全然違っているけれど、今回の鳥さん達の写真は、みんなちょっと似た感じだったかな(って書くと怒られるかなっっっ?!)。おそらく…それだけ同じように興奮したからじゃないかなぁって思います。
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