あまり転んだ時のことは覚えていないのですが、それは普通に歩いていた時に起こりました。多分…ワイドパンツの裾が風でふわふわしていたので、その向きがどうにかなってつま先に引っかかってしまったと思われます。思いっきり足を捻りながら転びました。
( ↑ 痛いお話なので、和みの「あおい」ちゃんの写真)手と膝をついて、擦り傷もいっぱいだったのですが、捻った足首が何より痛かったのですよ。。。しばらく動けませんでした。
結局、腫れが引かなかったのと、足をつくと激痛が走るので、翌日、当番医だった病院を訪れました。ふたを開けてみると、足の甲と足首あたりに剥離骨折が見つかりました。痛いはずだねぇと先生からも同情のお言葉を受けました。
ふぅ…転んだだけで骨折するくらい骨がもろくなっているのだなぁ…と年齢についても思い知った感じです(トホホ)。
ワイドパンツの裾が少し長めだなぁって思っていたんですよね。よくマキシ・スカートとか階段などで注意が必要って聞くけれど(踏んで転ぶ)、ワイドパンツも丈が長めだと要注意です!!! 引きずるようにはいている人は要注意! これからは、ワイド系はクロップド丈まで、幅はスカーチョほどのボリュームはやめにしようと心に誓いました。
2本の松葉杖が支給され、松葉杖生活が始まりました。人生初の骨折。人生初の松葉杖。
看護士さんが丁寧に教えてくださいました。
#59138; 椅子から立ち上がる時は、お辞儀をするように前に倒れてあげると負担が少なく立ち上がることができる。
#59138; 階段を上る時は、下の段で松葉杖だけでバランスをとりながら、片足でステップを上がらなければいけない。
#59138; 階段を下る時は、逆。松葉杖は下の段に下ろしてから、自分も降りる。
#59138; 座る時は、脇から松葉杖を外してから腰掛ける(忘れると脇がとても痛くなりますので要注意!)
#59138; 松葉杖は、脇で支えるのではなく、両手で支えるもの。
これら5点(多分)の注意事項を教わりました。
松葉杖は10日使った今日になってもなかなか慣れません。そして、使っていて今更ながら気づいたこともありました。
#59143;
松葉杖を使って歩く時は、両手は使えない当たり前のことなのですけれど、最初は気づいていませんでした。
なので、
物を運ぶことができないので、買い物などレジに持っていくことが出来ません。店員さんにあれが欲しいのです。とお願いして買い物させていただくことすでに数回。
雨の時は傘もさせないのでレインコート必須? でも、松葉杖は滑りやすいとも聞きます。やはり雨の日に出歩くことは無謀でしょうか? まだ雨の日に外に出ていないので心配です。
#59143;
筋肉痛他、体のあちこちが悲鳴をあげる骨折した足がつかないように歩くとなると、普段使わない筋肉をたくさん使います。片足だけで立っているのはものすごく大変です。バス停でバスを待つ、電車で電車を待つ時間、寄りかかれる場所があれば、まだ良いのですが、全くないとかなり辛いです。
さらに、松葉杖を握る親指や、手首に負担がかかってきて、今、実はパンパンに腫れているようにむくんだ状態だったりします。
#59143;
寝起き時は要注意!夜中にお手洗いなどで起きる時、朝起きる時、寝起きって力が入りにくいので、支えきれなくて2、3回転びました。打ち所が悪くてそこで別の箇所を骨折したという話も聞きます。怖いけれど、体が言うことを聞いてくれません。寝ぼけていても、とにかく注意しなければ!! と実感。
GWの初日(後半)に骨折したので、連休の中で夫さんが付き合ってくれて、通勤路の確認のために電車に乗る練習などしてみました。
普通に通勤する時は、最寄り駅までバスを使い、電車に乗ってからは2回の乗り換えがあります。時間にすると、1時間ちょいくらい。
通勤路の下見はすごく大事だなって思いました。
#58976;
松葉杖で歩く道は難所が多いまずバス停まで歩くのに、通常だと、5分もかからず行けるところが、途中、尖った砂利の並ぶ駐車場を横切ったりしていたので、それを避ける為にぐるっと回り込む舗装道路を選ぶこととなりました。普段の運動不足も祟って体力的にかなり厳しかったです。何度も立ち止まりながら、松葉杖で向かうと20分以上かかりました。さらに、バスを待つ時間が10分以上あると、片足立ちは限界。
バス停には寄りかかるところもないので、結局、練習時に「これ以上、バスを待てないよorz」とヘタレまして、タクシーを使うことに決めました。
贅沢かもしれないけれど、こういう勇気ある決断も大事じゃないかと思うのです。
#58971;
路線、駅の構造、利用できる施設などを再確認通勤時の電車の乗り換えは2回。
路線によってエレベーターなどの施設にすごく差があるものだと思いました。エレベーターの位置確認などが重要です。
エレベーターが備わっていない路線は以前から気になっていましたが、本当に使えない駅と化しました。
別のルートも考えたのですが、別のルートの別駅乗換えでもやっぱり使えない路線の駅は同じように使えない駅でした^^; (名指しでその路線をチクりたいところですが、やめておきます(笑)。)
階段にリフトのような施設を備えている駅もあったのですが、それはあくまでも車椅子用で、松葉杖での使用はさせてもらえないのだそうです。松葉杖での階段って怖いことを知らないのでしょうね…。松葉杖の人は出歩くな! ってことなのかもしれませんが…。
#58971;
最寄駅内を松葉杖で歩いてみた幸い、最寄駅はエレベーターも乗降しやすい駅で安心しました。
とはいえ、まずエレベーターに乗るために10段ほどの階段があります。10段くらいなら、いけるかな? と思い、トライしてみました。最初は3段でギブアップ。3段目で後ろに重心がかかり、バランスを崩しそうになって焦りました。そのまま後ろに倒れて頭を打ったらと思うと本当に怖い!(ちなみに、今は降りる方は時間をかければ出来るようになっています。上りは怖いのでトライしていません。)
なので、スロープを利用。
スロープも意外と長いので、練習時は4、5回、立ち止まりました。
(ベンチで一休み中。人が少ないのが救いですね。)最近は1回、ちょっと休憩(立ち止まる)程度で済むようになり、この年でも進歩することがあるものだと少しだけ嬉しくなりました。
とはいえ、スロープを終えたところにあるベンチには座りたくなります。呼吸を整え、手や足をほんの少しだけ休ませます。スロープの一番近い席って、人が座っていることが多く、遠い方のベンチまで行くのは結構しんどいこともわかりました。
#58971;
駅のお手洗いは?普段、自宅でもすごく大変だと感じるのは、お手洗い。片足だと、かなりしんどいです。ですが、駅構内にあるお手洗いは、身障者用とか、子供も一緒に入れるトイレなどもあり、それが本当に使いやすくて驚きました。
手すりが付いているのと付いていないのとでは、こんなに違う物なのですね。スペース的にも広々としているのが助かります。お家をリフォームすることがあれば、お手洗いとか、お風呂とか、ちゃんと手すりをつけたいなってしみじみ思いました。
#58971;
その他、駅や電車に乗って感じたこと松葉杖で歩いていると、普段よりもスローなペースで歩くことになるので、今まで見えなかった世界をも見えて来るようになります。
前を見ないで歩いて来る人は本当に怖い!
ぶつかられると間違いなく転ぶから、そういう人を見つけたら、すかさず端に寄ってその人が通り過ぎるのをひたすら待つことになります。スマホやりながら、ゆるっと歩いている人は最低!!!!! ということがわかります(笑)。道を譲って待っている間も、片足立ちなので足がプルプルする時もあるし、イライラもまた増しますね^^;
でも、そういう人たちばかりではないことにも気づけました♪
初日に感じたのは、意外にもお年寄りの方たちの方が、ちゃんと見てくれているということ。ご自身も杖をつかれていらっしゃるのに、私が待っていると、「すみませんね」とか「ありがとう」とか、必ず一言声をかけてぶつからないように気遣って横を通ってくださる方が本当に多いのですよ。
あと、何かしらで松葉杖など経験されている方は、見ず知らずの私にも親切にしてくださいます。声をかけていただくことが多いのです。「大丈夫ですか?」「こちらへどうぞ。」「私も○年前に経験しているんですよ。」等々。
そんなわけで、学んでいることもたくさんあります。ちょっとした優しさが本当にありがたくて、ほんわかと心が温かくなります。日本人って素敵だななんてことまで思ったりします^^*
#58971;
電車内では電車内では、やっぱり乗降時が緊張します。車両とホームの間がやけに広いところは本当に緊張して時間がかかります。
行きは空いている電車とはいえ、座れないこともあります。が、親切な方が席を譲ってくれることも多いです。今まで立ちっぱなしだったことは一度もありません。これがずっと立ちっぱなしだったら、間違いなくヘタレると思います。
帰りは、長く乗る路線は始発駅になります。だから大抵は座ることができます。これはとても恵まれている環境だと思います。とはいえ、途中駅から大勢の人が乗り込んできてラッシュとなります。これもまた怖いです。
骨折している足に少しでも触れられると、叫びたくなるくらい痛いので足を踏まれないように、触れられないようにと、片足を持ち上げるように折り曲げたり、とにかく四苦八苦して心身共に休まる時間は持てません^^;
#58980;
社内では会社によっては「骨折くらいで休むな! 甘えるな!」って頭ごなしに言われるところもあるようですが、「骨折くらい」というのは間違った表現だと思います。確かにもっともっと重い怪我や病気の方はいらっしゃるとは思いますが、普段、普通に生活している人が、ある日突然、体の一部が不自由になってしまったら、とても戸惑います。そんなあたり、わかってもらえる人が会社にいてほしいですよね。
私が勤めている会社は、上司が2度の骨折経験者だったということ、闘病生活が長かった人が同僚にいることなどもあって、理解があり、とても恵まれていると感じています。社内でも松葉杖でも通りやすいように、普段、乱雑に物が置かれている通路を綺麗にしてくれていたり、気を使ってもらえたりして、ちょっと感動ものだったりします。
しかも幸いなことに、フレックスタイム制なので、朝のラッシュは避けることもできます。お昼くらいの時間帯はかなり電車は空いています。
上司とも相談し、ラッシュ時を避けた時間帯での通勤、さらに仕事量に応じて週に何日かお休みもいただけることになりました。(自分がやらなければいけない仕事は自分が一番よくわかっているので、自己責任でやって良いと。これは50代になった今だからこそ、言ってもらえる言葉かもしれませんね。)もちろん、自宅に持ち帰ることができる仕事は持って帰ってきています。
本当にありがたいことです。
お一人様だったら、会社のそばにウィークリーマンションを借りてということもあるのかもしれませんが、私はかなり恵まれている職場環境なので、自分のお家から通うことが出来ています。
通勤時は、荷物も出来る限りシンプルにした方が良いです。とにかく身軽にするために、バッグの中身も見直しました。いつもはコンデジとか、メイク道具なども入れていましたが、今は入れていません(笑)。
あとリュックサック系のバッグにしようかとも思ったのですが、一番便利なのは、斜めがけのショルダーじゃないかと思います。リュックより圧倒的に物を取り出しやすいからです。
私はギプスではなく、シーネ(多分)という固定する添え木のような物をつけていますが、どちらにしても足まわりが太くなり、普通のパンツは履けません。
便利だと思ったのは、ワイドパンツでも、短め丈のもの。そして、伸縮性がある生地素材(ジャージのような)で、ウェストがゴムなのがベストだと思います。お手洗いなども、余計にボタンなどがあるよりも楽です。
男性は、何をはいたら良いのかわかりません(笑)。スーツの人はパンツを1本ダメにする覚悟で裾を切るのかな?
写っていないのですが、首まわりには、タオルを巻いています。
もうこうなるとお洒落はあまり考えられないかもっっっ(笑)。
タオル地のストールがあると良いかもしれませんね。松葉杖は結構な運動量なので、汗をかくし、いちいちハンカチをバッグやポケットから取り出すっていうのも両手がふさがっていると面倒なものなんですよ。首に巻いておけば、多少は時間短縮になると思います。
あと、靴は、今年いただいたシニア用のウォーキングシューズがとても役に立っています。
靴底から足の裏に伝わる感覚が素足に近いようでいて、衝撃が少し吸収されるので、素足で部屋の中を歩いている時よりも楽だということを改めて認識しました。
記事はこちら→高齢者向けのウォーキング・シューズはアシックスのライフウォーカーがオススメの理由♪2回目の乗り換え後の駅では130段くらいの階段の昇り降りがあり、エレベーターもないので、ここもタクシーを使うことにしました。なので、1日にかかるタクシー代がかなり大変です。慣れてきたら、自宅から最寄駅まではバスにしていこうと思っています。
と、ここまで長く書いてきましたが。私自身、通勤がとても不安でネットで色々検索をして情報を集めたりしました。私の情報は役に立つものかどうかはわかりませんが、不安に思うことなど正直に書いてみました。
松葉杖を使った生活は、とにかく一つの動作に時間がとてつもなくかかるようになっています。例えば、歯磨きすること一つとっても、立ち位置を定める(私の場合は椅子を洗面台近くに置いて座ることにしました)とか、何をどうするか頭の中で動きを考えてから動かないとますます時間がかかるようになります。
完治まで、まだまだ先は長そうだし、すでに身体のあちこちが悲鳴をあげてもいるし、精神的にも辛いのですが、幸いなことに私の場合は、「治る」という目標があります。世の中には一生付き合っていかなければいけない人たちもたくさんいるわけなので、頑張って乗り切っていけたらと思っています。まぁ、SNSなどで弱音を吐くこともありそうですけれど(笑)。
今回のことで夫サンにもかなり助けてもらって生活しています。本当に感謝の気持ちでいっぱい! しっかり治ったら、お家のお掃除とか、快適に暮らせることをもっと頑張ろうと思っています(笑)。
+ + + + + + + + + + + +スポンサードリンク