つい先日まで、「音楽」をも聴きたくない…とどこか耳が拒絶しておりました。けれどやっと少し何か聴いてみようかな…と思い始め、一体何の曲を聴きたいのだろう…と自問自答した日々も続きました。

うっかり「元気を出そう!」と思ってエルガーの「威風堂々」の元気ソングみたいな感じのものやベートーヴェンの「運命」なんて大きな曲を耳にすると逆に体力がもたなくて、しんどくなってしまいそうだと思ったし、かといって大好きなラフマニノフの「ヴォカリーズ」やカッチーニの「アヴェ・マリア」なんかを聴くと、あまりにも胸が締め付けられて号泣しそうな気がするし…。



さり気なく耳に優しく届いてくれるような…安心できるような曲、演奏、楽器…ってなんだろう…。と実は何日か考えてこんでいました。3.11以来、テレビの音と時々英語の音声だけの生活が続いていたので、「音楽」を聴くためのリハビリがもしかしたら必要なのでは…と思ったわけです。