お誘い〜内藤晃さんのピアノ・リサイタル [音楽あれこれ♪]
しんしんと降り積もる雪の夜は
辺りが静寂に包まれる。
暖かい暖炉のそばで
ぼんやりと窓から外を眺めている…。
北国育ちの私は何故だかそんな光景を思い浮かべながら、ショバンを聴いていた。音楽を聴いているのに、とても静かなのだ。こういうショバンに出会ったのは初めて。静かな夜に心地よい音が滑り込んでくる。そして、じわじわと体を温めてくれる音色が心にも染みてきた。
まるで耳元に優しい言葉を囁かれるているような…心地よい音楽。
そして、彼は音楽を心から愛しているという気持ちがよくわかる。
美しい音に酔いしれた演奏会だった。
これは昨年2月に行なわれた内藤晃さんのピアノ・リサイタルの感想です↑(mixiにアップしたものを転用)。
ご本人の許可をいただけたので、今回は写真入りで登場していただくことにしました!
と言いますのも、なんと今度の日曜日、内藤さんの演奏会が行われるのです。
もっと早くお知らせ出来ればよかったのですが…。
彼の演奏を初めて聴いたのは彼がまだ中学生だった頃。私は30代くらいだったかな〜(ちょっとにごし気味に)。
当時から、世の中には凄い子がいるものだわ…と思っていたけれど、見事に開花したという感じです。
11月15日(日)14時開演 津田ホール(交通アクセスはこちら)
演奏曲目
バッハ/パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
グラナドス/組曲「ゴイェスカス〜恋する男(マホ)たち」第1部
〈愛の言葉〉、〈窓辺の語らい〉、〈灯火のファンダンゴ〉、
〈嘆き、美女(マハ)とナイチンゲール〉
ヤナーチェク/霧の中で
シューマン/幻想曲 ハ長調 作品17
問合せ=(株)音楽事務所サウンド・ギャラリー(←クリックで飛べます)TEL03-3351-4041(全自由席:前売¥3,000 当日¥3,500)
曲目はちょっとマニアックと言えばマニアックです(笑)。だけど内藤さんは、たくさんの色彩の引き出しを持ち合わせており、そこから紡ぎ出される音楽は本当に素晴しいものなので、きっと最後まで飽きずに聴けると思いますよ♪
うさうさ超お薦め印をつけたいところです!
もし、興味を持たれてお時間が合う方がいらっしゃれば、一緒に行きませんか? 「音楽事務所サウンド・ギャラリー」様宛てに電話予約することも可能ですし、そういうのは苦手だという方は、うさ宛てに早めにメールをくだされば、受付に料金引き換えでチケットを置いていただくようにお願いすることも出来ると思いますので☆
内藤さんは先月20日にCD第2弾もリリースされました。私はまだ聴いておりませんが、おそらくまた素晴しい音楽が詰め込まれていることでしょう♪(コンサート当日会場販売もおそらくあるのではないかと思います)
「Les Saisons」内藤晃(ピアノ)
*内藤晃さんの公式ホームページはこちらです。
↓
http://www.akira-naito.com
辺りが静寂に包まれる。
暖かい暖炉のそばで
ぼんやりと窓から外を眺めている…。
北国育ちの私は何故だかそんな光景を思い浮かべながら、ショバンを聴いていた。音楽を聴いているのに、とても静かなのだ。こういうショバンに出会ったのは初めて。静かな夜に心地よい音が滑り込んでくる。そして、じわじわと体を温めてくれる音色が心にも染みてきた。
まるで耳元に優しい言葉を囁かれるているような…心地よい音楽。
そして、彼は音楽を心から愛しているという気持ちがよくわかる。
美しい音に酔いしれた演奏会だった。
これは昨年2月に行なわれた内藤晃さんのピアノ・リサイタルの感想です↑(mixiにアップしたものを転用)。
ご本人の許可をいただけたので、今回は写真入りで登場していただくことにしました!
と言いますのも、なんと今度の日曜日、内藤さんの演奏会が行われるのです。
もっと早くお知らせ出来ればよかったのですが…。
彼の演奏を初めて聴いたのは彼がまだ中学生だった頃。私は30代くらいだったかな〜(ちょっとにごし気味に)。
当時から、世の中には凄い子がいるものだわ…と思っていたけれど、見事に開花したという感じです。
〈内藤晃ピアノ・リサイタル〉
11月15日(日)14時開演 津田ホール(交通アクセスはこちら)
演奏曲目
バッハ/パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
グラナドス/組曲「ゴイェスカス〜恋する男(マホ)たち」第1部
〈愛の言葉〉、〈窓辺の語らい〉、〈灯火のファンダンゴ〉、
〈嘆き、美女(マハ)とナイチンゲール〉
ヤナーチェク/霧の中で
シューマン/幻想曲 ハ長調 作品17
問合せ=(株)音楽事務所サウンド・ギャラリー(←クリックで飛べます)TEL03-3351-4041(全自由席:前売¥3,000 当日¥3,500)
曲目はちょっとマニアックと言えばマニアックです(笑)。だけど内藤さんは、たくさんの色彩の引き出しを持ち合わせており、そこから紡ぎ出される音楽は本当に素晴しいものなので、きっと最後まで飽きずに聴けると思いますよ♪
うさうさ超お薦め印をつけたいところです!
もし、興味を持たれてお時間が合う方がいらっしゃれば、一緒に行きませんか? 「音楽事務所サウンド・ギャラリー」様宛てに電話予約することも可能ですし、そういうのは苦手だという方は、うさ宛てに早めにメールをくだされば、受付に料金引き換えでチケットを置いていただくようにお願いすることも出来ると思いますので☆
内藤さんは先月20日にCD第2弾もリリースされました。私はまだ聴いておりませんが、おそらくまた素晴しい音楽が詰め込まれていることでしょう♪(コンサート当日会場販売もおそらくあるのではないかと思います)
new CD
↑HMVさんでも購入できます↑
*内藤晃さんの公式ホームページはこちらです。
↓
http://www.akira-naito.com
天才モーツァルトの活用法!? [音楽あれこれ♪]
前回の「どんな時に音楽を聴きたくなる?」は、クラシック音楽に限らず、皆さんからいろいろお話を伺えてとても楽しかったです☆
それで、ふと思い出したお話を今日はご紹介させていただきます。これは、クラシック音楽愛好家の間ではかなり有名なお話なので、マニアの方はその他に知っている情報があれば、ぜひぜひフォローしてくださいませ。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)という名前を皆さんは知っていらっしゃいますよね? オーストリア生まれで、クラシック音楽の作曲家の一人です。子供の頃から「神童」と言われるほどの才能を持ち合わせ、世の中の人々を驚かせました。彼は真の天才だと私も信じています。
そして、彼の音楽を聴くと「頭がよくなる」なんてことも言われているんです。最近では、酒蔵でモーツァルトの曲を流していると、美味しいお酒が出来るとか、牧場で牛に聴かせると牛がリラックスした状態で健康を維持出来るから美味しいお肉になるとか…いろいろなところで利用されているようですが…。
もし、本当に…頭が良くなるのなら、是非聴きたい! なんて思ったりしませんか?
それで、ふと思い出したお話を今日はご紹介させていただきます。これは、クラシック音楽愛好家の間ではかなり有名なお話なので、マニアの方はその他に知っている情報があれば、ぜひぜひフォローしてくださいませ。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)という名前を皆さんは知っていらっしゃいますよね? オーストリア生まれで、クラシック音楽の作曲家の一人です。子供の頃から「神童」と言われるほどの才能を持ち合わせ、世の中の人々を驚かせました。彼は真の天才だと私も信じています。
そして、彼の音楽を聴くと「頭がよくなる」なんてことも言われているんです。最近では、酒蔵でモーツァルトの曲を流していると、美味しいお酒が出来るとか、牧場で牛に聴かせると牛がリラックスした状態で健康を維持出来るから美味しいお肉になるとか…いろいろなところで利用されているようですが…。
もし、本当に…頭が良くなるのなら、是非聴きたい! なんて思ったりしませんか?
音楽を聴きたくなる時ってどんな時? [音楽あれこれ♪]
「音楽を聴きたくなる時」ってどんな時ですか?
私は…改めて考えてみるとどんな時だろう…。昔は落ち込んだ時に、更にとことん落ち込みたくって、中島みゆきとか、演歌チックな歌詞の松山千春とか聴いたり、悲しい時は、更に悲しさを増すような、それでいて暖かく包み込んでくれるような…例えばクラシックだとラフマニノフの「ヴォカリーズ」とか、あえてとことん心をかきむしられそうになるアルビノーニの「アダージョ」なんかを聴いていたような気がします。自虐的な性格なのかしら…(汗)。
もちろん、ハッピーな時も更にハッピー度を増すような曲を聴きたくなるし、何かを始める時(お掃除とか)に「それ行くぞ!」的に聴きたくなることもあるし…。
結局…自分をどんな方向でも更に盛り上げたい時に聴いていることって多いような…。(ちょっと自分でもびっくりっっっ!)
まぁ、そんなことばかりでもないけれど、面白いサイトがオープンしたのでご紹介です。お昼休みにすっかりハマっちゃって、遊んでいました(笑)。
私は…改めて考えてみるとどんな時だろう…。昔は落ち込んだ時に、更にとことん落ち込みたくって、中島みゆきとか、演歌チックな歌詞の松山千春とか聴いたり、悲しい時は、更に悲しさを増すような、それでいて暖かく包み込んでくれるような…例えばクラシックだとラフマニノフの「ヴォカリーズ」とか、あえてとことん心をかきむしられそうになるアルビノーニの「アダージョ」なんかを聴いていたような気がします。自虐的な性格なのかしら…(汗)。
もちろん、ハッピーな時も更にハッピー度を増すような曲を聴きたくなるし、何かを始める時(お掃除とか)に「それ行くぞ!」的に聴きたくなることもあるし…。
結局…自分をどんな方向でも更に盛り上げたい時に聴いていることって多いような…。(ちょっと自分でもびっくりっっっ!)
まぁ、そんなことばかりでもないけれど、面白いサイトがオープンしたのでご紹介です。お昼休みにすっかりハマっちゃって、遊んでいました(笑)。
「れ・ん・だ・ん」〜考え中〜 [音楽あれこれ♪]
迷い〜れ・ん・だ・ん〜初心を思い出し…
注:今回のブログは自分の頭の整理のために長々と書いたものなので、しんどくなったら読み飛ばしてくださいね〜☆
15日にお友達のゆみちゃんセンセと久々に連弾の合わせ練習をしました♪
今年の1月の本番以来だから…7ヶ月ぶり?! 私の場合、ピアノに触ったのも7ヶ月ぶりになってしまいました…(大汗)。
お互いにバタバタ過ぎてピアノに触るどころじゃなかったというのは言い訳になってしまいそうだけれど(苦笑)。とにかく私は指が動かなくて、音は汚くなるし、相方さんには多大なる迷惑をかけた練習となってしまいました。
連弾とは1台のピアノを2人で弾くこと。一番小さなアンサンブルの形でもあるんです。「Piano Duo」と言うこともあるけれど、2台のピアノを2人で弾く形態も同じ言い方なので私は「連弾」と呼ぶ方が好きです。(写真は手前で時計をしているのが私の手、撮影は夫さん)
連弾はソロで弾くよりも好き♪ それは2人で音楽を作っていく醍醐味のようなものがあるからです。
不思議なことに、片方が間違えて弾くともう片方もつられて次のフレーズを間違えてしまったり、お互いがお互いを映し出す鏡のようになってしまうんです(笑)。上手くいく時ももちろん一緒! だから連弾はやめられな〜い☆
私はもともと大学の時に連弾の先生に就いていたこともあり、昔は別の相方さんがおりました。当時、一度だけコンクールを目指したこともあったんだけれど、相方さんがコンクール直前に入院してしまい…結局、出られませんでした。その後先生からのアドバイスで別の人と組むことになって、それなりに何年か一緒に弾いたのですが、私が就職してからというもの、ピアノに触れる時間もなくなり、あまりに練習時間がとれないことや、引っ越しなども重なり、その相方さんとも「さよなら」せざるを得なくなってしまったのでした。連弾は1人でいくら練習してもダメなんですよ。2人で合わせて音楽を作っていかないと大変なことになるんです。
そんなこんなで私は結局、一人ですらピアノを弾くこともなく、何十年と過ぎていったのでした。
こんな私でも…またピアノを触るきっかけを作ってくださったのが、今の相方さん=ゆみちゃんセンセでした。
だけど…それはとても悲しい出来事がきっかけだったんです…。
彼女のご主人は連弾の知識のある方で、世界でも指折りの(と思われるくらいすごい)「連弾サイト」を作られていた方だったんです。演奏の方は?レベルだったみたいだけれど(ごめんちゃい)彼女と一緒に連弾を楽しんで弾かれていました。(現在その連弾サイトは「連弾ネット」として、しっかり仲間たちによって引き継がれております。資料の宝庫です☆)
だけど…彼女のご主人は05年に他界されてしまったの(16日のブログでもほんの少し触れましたが)。
そんな訳で「代わりに連弾を一緒に弾いて欲しい」と言われたのがきっかけとなりました。私は「全く弾いていないから、無理ぃ〜」なんて言っていたんだけれど、やっぱり一度ピアノを触ると、大好きだった連弾の感触を思い出してしまったのでした。
彼女と合わせ始めて、不思議なくらいとても呼吸が合ったんです。連弾の醍醐味の一つは呼吸が合うことでもあるんです。呼吸が合うということは、音楽が一致しているということ。連弾のパートナーってなかなかフィットする人とは出会えないものなんですけれど、驚きました。同じ2分音符(2つのばす)でも人によって微妙に拍の数え方がズレて次の音が合わなくなるものなんです。けれど彼女とは一発で合ってしまって。
今年は彼女と連弾を始めて5年目に突入。相変わらず私に時間がないため、練習は1年に2、3回が限度。そんなでよく一緒に続けてくれているなぁ〜といつも彼女には感謝の気持ちでいっぱいです。
毎年12月に「酔っ払いコンサート」的な仲間うちでのパーティーがあって、私達はそこにエントリーしており、それを目指して1年に1曲ずつ仕上げていくというペースで弾いています。
(右の写真は奥の手が私。サン=サーンスの「白鳥」をバレリーナさんと共演させていただきました。右下にチュチュがちょっとだけ写っています。撮影は夫さん。顔を出せないのでトリミングさせてもらいました。)
今年は例年と趣向を変えて、「ルロイ・アンダーソンの『そりすべり』にしよう!」と私から言い出したにも関わらず、楽譜の版のことで2人の意見が合わなくて難航…。編曲者が違うと曲も大きく変わるんです。私が薦める版は、2人でスケールを一緒に弾いたり、オブリガードにも工夫が施されている版なのだけれど、彼女が言うには「とにかく楽譜がわかりづらい」と。確かに楽譜が見づらいと練習する気力って失せるから、それ以上のことは言えませんでした。でも、どうしても彼女の薦めてくれる版に私が馴染めなくて(連弾の醍醐味が感じられないアレンジで)…。結局、私がわがままを言い出してしまいました。「これやめたい」と…。ごめんよぉ〜(懺悔)。
そこで次の候補に挙がった曲。
ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」と、
昨年弾いたラフマニノフの6つの小品の中の「ワルツ」以外の曲、多分「ロシアの歌」あたり。
「仮面舞踏会」は真央ちゃんが昨年フリーで使って今年はショート・プログラムで使う曲。今年は絶対に「旬」!
しかもアレンジがそんなに難しくなさそうだったので、練習すればなんとかなりそう♪
上記のジャケット写真は「フィギュア・スケート名曲コンサート 」
「ロシアの歌」は昨年もちょぼちょぼ、お遊びで練習したから、指が回ればこれまた何とかなりそう♪ すごく良い曲だけど、ちょっと暗いのよね(汗)。私としては「バルカロール(舟歌)」もやりたかったりするし…(わがまま againっっ)。
そんなわけで、「そりすべり」もまだ何故か候補に残っていて、この3曲、決めてがないまま、持ち越ししてしまいました。
選曲でこんなに難航したのは初めてのこと。どうやって決めたらよいのかな…って、相手の気持ちとか考え始めると煮詰まってきてしまう私です。それでこんな風に書き出してみたら、自分の頭が整理出来るかも…なんて思い立ってしまったのでした。ここまで付きあって読んでくださった方、ありがとうございます☆
私達の原点を考えた時、そして私達のこれからに繋がることを考えた時…そんなことを考えながら3曲を行ったり来たりしている私です。
謎の覚書
童謡、モーツァルト/4手のためのソナタ19d、アンダンテと変奏曲K.501、ブラームス/「ハンガリー舞曲」第1番、ラフマニノフ/『6つの小品』より「ワルツ」、サン=サーンス/『動物の謝肉祭』より「白鳥」、フォーレ/『ドリー』より「小ねこのワルツ」、ラヴェル/『マ・メール・ロワ』 より「眠りの森の美女のパヴァーヌ」 …合っているかな…?
注:今回のブログは自分の頭の整理のために長々と書いたものなので、しんどくなったら読み飛ばしてくださいね〜☆
15日にお友達のゆみちゃんセンセと久々に連弾の合わせ練習をしました♪
今年の1月の本番以来だから…7ヶ月ぶり?! 私の場合、ピアノに触ったのも7ヶ月ぶりになってしまいました…(大汗)。
お互いにバタバタ過ぎてピアノに触るどころじゃなかったというのは言い訳になってしまいそうだけれど(苦笑)。とにかく私は指が動かなくて、音は汚くなるし、相方さんには多大なる迷惑をかけた練習となってしまいました。
連弾とは1台のピアノを2人で弾くこと。一番小さなアンサンブルの形でもあるんです。「Piano Duo」と言うこともあるけれど、2台のピアノを2人で弾く形態も同じ言い方なので私は「連弾」と呼ぶ方が好きです。(写真は手前で時計をしているのが私の手、撮影は夫さん)
連弾はソロで弾くよりも好き♪ それは2人で音楽を作っていく醍醐味のようなものがあるからです。
不思議なことに、片方が間違えて弾くともう片方もつられて次のフレーズを間違えてしまったり、お互いがお互いを映し出す鏡のようになってしまうんです(笑)。上手くいく時ももちろん一緒! だから連弾はやめられな〜い☆
私はもともと大学の時に連弾の先生に就いていたこともあり、昔は別の相方さんがおりました。当時、一度だけコンクールを目指したこともあったんだけれど、相方さんがコンクール直前に入院してしまい…結局、出られませんでした。その後先生からのアドバイスで別の人と組むことになって、それなりに何年か一緒に弾いたのですが、私が就職してからというもの、ピアノに触れる時間もなくなり、あまりに練習時間がとれないことや、引っ越しなども重なり、その相方さんとも「さよなら」せざるを得なくなってしまったのでした。連弾は1人でいくら練習してもダメなんですよ。2人で合わせて音楽を作っていかないと大変なことになるんです。
そんなこんなで私は結局、一人ですらピアノを弾くこともなく、何十年と過ぎていったのでした。
こんな私でも…またピアノを触るきっかけを作ってくださったのが、今の相方さん=ゆみちゃんセンセでした。
だけど…それはとても悲しい出来事がきっかけだったんです…。
彼女のご主人は連弾の知識のある方で、世界でも指折りの(と思われるくらいすごい)「連弾サイト」を作られていた方だったんです。演奏の方は?レベルだったみたいだけれど(ごめんちゃい)彼女と一緒に連弾を楽しんで弾かれていました。(現在その連弾サイトは「連弾ネット」として、しっかり仲間たちによって引き継がれております。資料の宝庫です☆)
だけど…彼女のご主人は05年に他界されてしまったの(16日のブログでもほんの少し触れましたが)。
そんな訳で「代わりに連弾を一緒に弾いて欲しい」と言われたのがきっかけとなりました。私は「全く弾いていないから、無理ぃ〜」なんて言っていたんだけれど、やっぱり一度ピアノを触ると、大好きだった連弾の感触を思い出してしまったのでした。
彼女と合わせ始めて、不思議なくらいとても呼吸が合ったんです。連弾の醍醐味の一つは呼吸が合うことでもあるんです。呼吸が合うということは、音楽が一致しているということ。連弾のパートナーってなかなかフィットする人とは出会えないものなんですけれど、驚きました。同じ2分音符(2つのばす)でも人によって微妙に拍の数え方がズレて次の音が合わなくなるものなんです。けれど彼女とは一発で合ってしまって。
今年は彼女と連弾を始めて5年目に突入。相変わらず私に時間がないため、練習は1年に2、3回が限度。そんなでよく一緒に続けてくれているなぁ〜といつも彼女には感謝の気持ちでいっぱいです。
毎年12月に「酔っ払いコンサート」的な仲間うちでのパーティーがあって、私達はそこにエントリーしており、それを目指して1年に1曲ずつ仕上げていくというペースで弾いています。
(右の写真は奥の手が私。サン=サーンスの「白鳥」をバレリーナさんと共演させていただきました。右下にチュチュがちょっとだけ写っています。撮影は夫さん。顔を出せないのでトリミングさせてもらいました。)
今年は例年と趣向を変えて、「ルロイ・アンダーソンの『そりすべり』にしよう!」と私から言い出したにも関わらず、楽譜の版のことで2人の意見が合わなくて難航…。編曲者が違うと曲も大きく変わるんです。私が薦める版は、2人でスケールを一緒に弾いたり、オブリガードにも工夫が施されている版なのだけれど、彼女が言うには「とにかく楽譜がわかりづらい」と。確かに楽譜が見づらいと練習する気力って失せるから、それ以上のことは言えませんでした。でも、どうしても彼女の薦めてくれる版に私が馴染めなくて(連弾の醍醐味が感じられないアレンジで)…。結局、私がわがままを言い出してしまいました。「これやめたい」と…。ごめんよぉ〜(懺悔)。
そこで次の候補に挙がった曲。
ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」と、
昨年弾いたラフマニノフの6つの小品の中の「ワルツ」以外の曲、多分「ロシアの歌」あたり。
「仮面舞踏会」は真央ちゃんが昨年フリーで使って今年はショート・プログラムで使う曲。今年は絶対に「旬」!
しかもアレンジがそんなに難しくなさそうだったので、練習すればなんとかなりそう♪
上記のジャケット写真は「フィギュア・スケート名曲コンサート 」
「ロシアの歌」は昨年もちょぼちょぼ、お遊びで練習したから、指が回ればこれまた何とかなりそう♪ すごく良い曲だけど、ちょっと暗いのよね(汗)。私としては「バルカロール(舟歌)」もやりたかったりするし…(わがまま againっっ)。
そんなわけで、「そりすべり」もまだ何故か候補に残っていて、この3曲、決めてがないまま、持ち越ししてしまいました。
選曲でこんなに難航したのは初めてのこと。どうやって決めたらよいのかな…って、相手の気持ちとか考え始めると煮詰まってきてしまう私です。それでこんな風に書き出してみたら、自分の頭が整理出来るかも…なんて思い立ってしまったのでした。ここまで付きあって読んでくださった方、ありがとうございます☆
私達の原点を考えた時、そして私達のこれからに繋がることを考えた時…そんなことを考えながら3曲を行ったり来たりしている私です。
謎の覚書
童謡、モーツァルト/4手のためのソナタ19d、アンダンテと変奏曲K.501、ブラームス/「ハンガリー舞曲」第1番、ラフマニノフ/『6つの小品』より「ワルツ」、サン=サーンス/『動物の謝肉祭』より「白鳥」、フォーレ/『ドリー』より「小ねこのワルツ」、ラヴェル/『マ・メール・ロワ』 より「眠りの森の美女のパヴァーヌ」 …合っているかな…?
クラシック・コンサートに行こう!その2☆同曲異演の楽しみ [音楽あれこれ♪]
静岡付近にお住まいの方は日頃から地震対策をされていたから、被害が少なかったとのニュースも聞こえてきました。東京では今朝また地震があったり、やっぱりしっかり備えておこうと心に誓った私です。西日本あたりの方たちは、大雨の被害と…自然による災害が次から次へという今日この頃。皆様はお元気にお過ごしでしょうか? そんな中、こんなお気楽な月記帳を書いていてよいのかしら…と思いつつも、本日久々にアップさせていただきます。
お待たせいたしました♪ 前回の「クラシック・コンサートに行こう!」(シリーズものにする予定)から2ヶ月が経ってしまい、これじゃあ月記にもならない(汗)。「うさうさの年記帳」にでもしようか…
さて、前回予告では「じゃあ、どんなコンサートに行けばいいの?」あたりを取り上げたいと書いたのですが…やっぱり難しい(笑)。でも一応、本日はその導入編(?)にしてみようと思います☆(なるかな?)
まず今回はクラシック音楽の楽しみ方の一つの方法を知ってもらえたらと思いまして、「同曲異演の楽しみ」を書いてみたいと思います。「同曲異演」なんて言葉聞きなれませんよね(笑)。同じ曲を違う人が演奏するという意味なんです。ポピュラーだと「この人の持ち歌」的な感じですが、クラシック音楽っていうのは同じ曲を何人もの演奏家が「こういう解釈はどうだ?」とばかりに演奏するんです。
今日は、その違いがわかりやすい曲をと思い、普段私もあまり聴かないオーケストラの曲を取り上げてみることにしました。(チャレンジ〜☆)
続きを読んでやってもいいぞという人はこちらから♪
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お待たせいたしました♪ 前回の「クラシック・コンサートに行こう!」(シリーズものにする予定)から2ヶ月が経ってしまい、これじゃあ月記にもならない(汗)。「うさうさの年記帳」にでもしようか…
さて、前回予告では「じゃあ、どんなコンサートに行けばいいの?」あたりを取り上げたいと書いたのですが…やっぱり難しい(笑)。でも一応、本日はその導入編(?)にしてみようと思います☆(なるかな?)
まず今回はクラシック音楽の楽しみ方の一つの方法を知ってもらえたらと思いまして、「同曲異演の楽しみ」を書いてみたいと思います。「同曲異演」なんて言葉聞きなれませんよね(笑)。同じ曲を違う人が演奏するという意味なんです。ポピュラーだと「この人の持ち歌」的な感じですが、クラシック音楽っていうのは同じ曲を何人もの演奏家が「こういう解釈はどうだ?」とばかりに演奏するんです。
今日は、その違いがわかりやすい曲をと思い、普段私もあまり聴かないオーケストラの曲を取り上げてみることにしました。(チャレンジ〜☆)
続きを読んでやってもいいぞという人はこちらから♪
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