日比谷花壇発☆重陽の節句や敬老の日に贈りたいオススメは、長寿を願った「菊」がメインのアレンジメントとお香のセット [Life Style]
[PR]この記事は2017年8月の情報記事です。
「お香を聞きながら、花を愛でる。」
どんな情景を思い浮かべますか?
心の中はゆるやかで、五感のアンテナに身を任せている。
そんな自分の周りを、
ゆったりとした優しい時間が風のように流れていく…
私が思い浮かべる情景です。
そしてきっとこんな時間が大切(必要)なのだろうなと思います。
先日、日比谷花壇さんのイベントで、日本香堂さんとのコラボ商品を見せていただき、思わずいろいろな想像を思い巡らせました。
「お香」と聞くと、仏事にお線香をあげることを真っ先に思いつくかもしれませんが、外国のアロマのように生活の中に気楽に「お香」を取り入れていくという使い方もあります。実は私、20代の頃ですが、手軽に使える「お香」にちょっとだけ嵌まったことがありまして。1Rの狭いお部屋で焚いていた時期もありました( ´艸`)
今は、リラクゼーションや体に与える影響などを考えて作られている香りもあるそうです。また、「香(幸)を贈る」ということで、ブライダルのギフトにも使われることがあるなんて、正直なところ、知りませんでした。
日本香堂さんのお香に「大江戸香」というシリーズがあります。
受け継がれた薫香技術とパヒューマーが織りなす
江戸を楽しむ香り遊びのお香です。
「大江戸香」は全部で6種類あります。気になる香りはどれですか?
湯屋の滴(ゆやのしずく)=湯屋のにぎわい。社交の場。あたたかく華やかな「湯あがり」の香り。
江戸時代はまだお家に風呂がなかったそうで、今でいうところの「銭湯」(湯屋)が次々に造られたという時代なのだそうです。
玉松街道(たままつかいどう)=江戸の街道。玉松の旅路。力強く清々しい「松」の香り。
神様は常緑樹に宿るといわれ、木に降りてくるのを「待つ」という意味にもひっかけて、松は長寿や縁起物の象徴♪
長寿菊花(ちょうじゅきっか)=長寿の妙薬。江戸っ子の熱狂。清涼でなめらかな「菊」の香り。
江戸では菊ブームがあったそうで、花壇菊、菊細工など、派手好きの江戸っ子は形も香りも良い菊に熱狂したそうです( ´艸`)
桜の花衣(さくらのはなごろも)=春の喜び。老いも若きも浮き足立つ。可憐で甘くやさしい「桜」をイメージした香り。
お花見の文化って、江戸時代に本格化したそうです。お花見は出会いの場であったり、自分をみせるパフォーマンスの場だったり!
花街牡丹(はなまちぼたん)=花街の媚薬。浮世を離れた妖艶さ。艶やかで馥郁とした「牡丹」の香り。
江戸で人気があったという牡丹の花。妖艶で美しい芸者さんを連想させるような「艶やか」という言葉がぴったりな牡丹の香り。
伽羅姫(きゃらひめ)=江戸の憧れ。粋な女性の嗜み。深く味わいのある「伽藍」をイメージした香り。
「伽藍」という言葉は「すてきなもの」を形容する表現にも使われたのだそうです。粋に使いこなしてみたいですね^^*
どのお香も江戸の時代がどんなであったのか、思わず連想したくなりますね。「和」の彩り、そして香りもまたそれぞれ個性豊かなので見ているだけでも楽しくなりますよね。
更に、これらの香りを視覚的に表現されたフラワーアレンジメントを日比谷花壇さんがセットとして販売してくださっているというのも素敵でしょう?
どの香りにしようか…すごく悩みますが、季節柄、私的に「これ!」と感じたのは、山吹色の「長寿菊花」とアレンジメントのセット。と、いうのも、9月9日は、「重陽(ちょうよう)の節句」だから。「重陽の節句」は別名、「菊の節句」と言われています。
今年になって、和食をちょこっと学んだのですが、その時この「五節句」と呼ばれている年間行事についても当然素通りできないものだったので印象に残っています。
1月7日は「人日(じんじつ)の節句」(七草の節句)
3月3日は「上巳(じょうし)の節句」(桃の節句、ひなまつり)
5月5日は「端午(たんご)の節句」(菖蒲の節句、子どもの日)
7月7日は「七夕(しちせき)の節句」(たなばた)
9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」(菊の節句)
季節の変わり目に、奇数の重なる日を取り出して、旬の植物から生命力をもらい、邪気を祓うという目的から始まったのが節句です。旧暦での節句なので、現代の季節感とは少しズレはあるのですけれどね。(1月1日は別格なので、7日が五節句として浸透したそうです。)
この五節句の中でも、最も格式の高い節句が「重陽の節句」。
「9」という数字は、満ちて極まっている数、「完成させる」という意味があり、縁起の良い数字とされているので、9月9日はとても縁起の良い日とされているのです。
昔は宮中で菊の花びらを浮かべたお酒を酌み交わしたり、菊を愛でたりしていたそうです。ちなみに「栗の節句」とも言われていて、栗のお料理をいただいたりもするのですよ。
菊は昔から薬草としても使われていたこともあり、延寿の力があると言われていました。他のお花に比べて「花持ち」が長いことも理由の一つみたいですね。だから、長寿を願う宴会などでも「菊」が入ってきたのだと思います。
「菊」は日本の国花としても親しまれていますよね。幾重にもなっている花びらが美しく整列して、他のお花とは違った雰囲気が醸し出されます。
日本の伝統ある花材ではあるけれど…正直なところ、なぜか私的には数年前まではあまり良いイメージがありませんでした。それはやっぱり弔事によく使われるお花というイメージがあったからじゃないかと思うのです。
でも、ここ数年、日比谷花壇さんのアレンジメントや花束をたくさん見せていただいて、そんなイメージはしっかりと払拭されています。
いまどきは、菊のことを「マム」と呼んだりして、一層身近に感じるお花になりました。
とはいえ、菊とマムって本当は少し違いがあるようです。
「菊」は代表的なものだと、1つの茎に1輪のお花をつけるタイプが多いみたいです(枝分かれしている物もあります)。そういえば菊のコンテストなどで大きなお花を見かけることがありますよね。少しずつ形が変わっていく様を楽しむのが「粋」みたいですし、日本人ならではの楽しみ方っていうのもあるようですね。
かたや、「マム」は西洋から入ってきた菊で、スプレー(枝分かれしている)タイプも多いそうです。小さめのお花があったり、色彩も豊かで、可愛い印象の花姿も見かけます。母の日商品でも「マム」という呼び名から、アレンジや花束にちょこっと顔を覗かせている商品も増えてきたようですよね^^*
馴染みやすいマムから入って、菊の美しさを改めて見直し…最近は私の中で「菊」というお花の奥深さがとても魅力的に思えてきました♪
日本香堂「大江戸香 長寿菊花」とアレンジメントのセット
そんな「菊」や「マム」がメインになっているのが日本香堂さんの「長寿菊花」という香りと日比谷花壇さんのアレンジメントのセット! マム、スプレーマムにカーネーションとグリーンが加わり、マムの可愛らしさ、それでいて品の良さが前面に押し出されているアレンジメントです。
アレンジメントの器には、日本香堂さんのお香のパッケージ装丁とお揃いの「菊」の紋章が付いています。
「長寿菊花」の香りを聞いてくるのは忘れてしまって、お伝えできないのですが(ダメな私でゴメンなさい orz )、まさに「重陽の節句」にピッタリではないでしょうか!
9月9日に、邪気を祓い、長命や繁栄を願う行事なので、
自宅で花を愛でながらお香を聞き、自分自身のために特別優雅な時間を楽しむのも「あり」!
9月は「敬老の日」もあるので(2017年は9月18日)、おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントにしてもきっと喜ばれることと思います。
実は、日本香堂さんとのコラボはこの「長寿菊花」だけではなく、6種類あるお香のそれぞれに寄り添うアレンジメントが用意されています。
私的に気になっているのは、今のジトジト暑い季節に爽やかな香りを運んでくれそうな…
これらの器 ↓ にどんなお花が入ってくるのか見たくなりませんか?
どんなお花のアレンジメントがセットされているのかは、日比谷花壇さんのページでご確認くださいね。
重陽の節句だけではなく、様々なシーンで使えるお香とアレンジメントのセットはオススメしたいです^^*
「重陽の節句」にちなみ、その他の菊がたくさん使われているアレンジメントなど季節になると並んできます。また、この記事は2017年の商品について書いています。毎年、並ぶものが変わっていきますので、直接、日比谷花壇さんのページでご確認くださいね。
日比谷花壇
重陽の節句を記念し高貴な香りの線香を楽しみたいですね。
by katakiyo (2017-08-24 16:59)
こんにちは。
ストーリーを感じさせるお香のネーミングって、いいですね。
そしてお花の写真のすばらしいこと。
by sig (2017-08-24 17:26)
>katakiyoさん
そうですね♪ 今まで経験したことがない行事を楽しむのも素敵だと思います。
菊もぜひ愛でてください^^
by うさ (2017-08-26 00:35)
>sigさん
こんばんは。
確かに! ストーリーをすごく感じさせてくれるネーミングですね。
気づいていませんでした。だから情景がなんとなく思い浮かぶような気がしたのだとsigさんのコメントで気づかせていただきました。写真も褒めていただき、ありがとうございます。
by うさ (2017-08-26 00:35)