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10月に富良野&美瑛に行ってきました♪ [ぶら撮り or ぶら旅]

父が亡くなって5年経ちます。命日のある10月は、毎年、北海道に帰っています。

この5年の間、少し自分の中で何かが変わったなって思います。そんな想いを全てさらけ出して書いてしまいたい衝動もあるのだけれど、やっぱり自分の胸にとどめておくことにします(笑)。


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今回は、母と夫と私の3人で富良野に2泊し、真ん中の丸1日は美瑛まで足を伸ばすという旅をしてきました。今回はその写真を並べていきます。内容と写真とは一致していない部分もありますので、あしからず。


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●年老いた母も写真が好きだから…♪

母は80歳。もう足腰がかなり弱っていて、それでも自分の力で頑張って歩いていますが、今回の旅行ではずっと私は手を繋いでいました。父に出来なかったことを母には何か出来たらいいな…とそんな気持ちで自分なりに一生懸命な旅でした。


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聴力も落ちていて、耳元で大きな声を出してあげないと聞こえないし、母が話す声もかなり大きいので恥ずかしい場面も多いのですけれど^^;;

母は若い頃から写真が好きな人で、昔は現像機(?)みたいなものを持っていて、子どもの頃、自宅で白黒写真の現像なんかもやっていました。

黒いカーテンを閉めて赤いランプだけの簡易暗室みたいなものを作り、ちょっと酸っぱい香りの漂う液体が2つある部屋での作業を思い出したりしました。


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夫も写真が好きということもあり、私もここ数年写真を撮ることに興味を持ち始めています。今年は私は一眼デビューしたこともあり、3人で一眼を手に、旅が始まりました。

今回の旅は極力歩く時間を減らす工夫をすること。レンタカーを借りることも考えたのですが、自分の運転に自信がなかったことや、もしかして雪道になるかもしれないと思ったので、思い切って観光タクシーを使ってみました。大奮発でしたけれど…(笑)。


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青い帽子をかぶっているような上の写真は「ニオ」といって、収穫した豆類を乾燥させるために、こんなふうに積み上げるのだそうです。

北海道に住んでいたけれど、これ知らなかった風景です。車窓から撮ったので、ちょっとボケちゃっていますけれど。



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●ずっと行きたかった青い池へ

美瑛の美しい丘陵で、時々車を停めていただき、撮影タイムをしながらゆっくりと旅は進んでいきます。今回一番の目的地は、どうしても私が行きたかった(笑)「青い池」! 


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「青い池」というのは、Macとか、iPhoneの壁紙にも入っている場所なんですよ♪ 不思議ですよね。この色。バスクリンをこっそり入れているわけではありませんよ(笑)。

画像用1ピンク.jpg青く見えるのは、十勝岳中腹を源とする硫黄沢川からアルミニウムを含んだ水が流れとしらひげの滝の麓を流れる美瑛川の水と混ざると目に見えないコロイドが生成されているためと言われています。
(美瑛町観光情報サイト「美瑛時間」より引用 http://www.biei-hokkaido.jp/search/sightseeing/viewspot/000035.html


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ただ、ちょっと残念だったのは、青い池の中の木は本当はもっと白かったみたいなのですが、台風にかなりやられてしまって朽ちて黒っぽくなってきているのだそうです。この美しい景色…守られていって欲しいな…と思います。


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北海道の10月はちょうど紅葉のシーズン。この日は10月にしてはとても寒く、気温も1桁台までしか上がりませんでした。しかも雨がパラパラ降ってきたり…。でも、雨のおかげもあってか、葉っぱの色がより黄色く映えてくれたかもしれませんね。池の綺麗なブルーが薄くなったり濁ったりしないかな…と思ったのですが、とても綺麗でした。やっぱり来て良かった!


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裏道を歩いていたら、こんな素敵なお二人がいたので、ついついカメラを向けさせていただきました。お顔がわからないから大丈夫よね…? 季節にとけ込むようなファッションで幸せそうなお二人です♪

次に向かったのは、青い川。青さがちょっと足りない(笑)?


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そして白鬚の滝。


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タクシーの運転手さんは、前もって「出来ればご自身もお写真を撮られる方がいらっしゃればお願いしたい」ということと「年寄りがいるので、ゆっくり回ってもらいたい」という要望を出しておいたところ、とても親切な運転手さんに巡り会わせていただけました!


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というのも、介護福祉士の資格まで持たれていらっしゃる方で、私は母とずっと手を繋いで歩いていたのですが、やっぱり写真を撮る時はお互い少し自由に離れて歩いたりしていたのです。そんな時、率先して母と手を繋いで歩いてくださったりしてくれて本当にありがたかったです。

あ、ちなみにこの日のランチは運転手さんのオススメということで、上富良野の「ウッディライフ」というお店で野菜カレーを♪ 貝殻がの館ということで店内もたくさんの貝殻が展示されていて、窓からの眺めもすごく素敵でした。


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もちろんカレーも美味しかったです!!



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●ロープウェイで遠くの山々を臨む

今回宿泊したのは、新富良野プリンスホテル。←「じゃらん」で見つけました。山の中腹あたりにあるホテルで、しかも9Fからの眺めはとても良かったです♪ 偶然、気球が飛び立つところも見かけました。…けど、気球はこれ以上高くは上がっていかなかったのですけれど(笑)。もしかして試験的な運転だったのかな?
 

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夫さんなんぞは早朝の朝日狙いで2日間とも頑張っていましたよ。私は寝坊助なので、ほんの一瞬拝んでベッドにもぐりましたけれど(笑)。

帰る日は、とてもよく晴れ渡ったので、ホテルのそばにあるロープウェイで登りました。


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これ、↑ パノラマのように、5枚繋ぎました。色が微妙にズレていますが^^;


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こんな風に見えるあたりがこの辺りかな…? ↓


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と、こんな感じで富良野を後にしました。

帰りがけに母を送り届ける前に再び父のお墓に行き「ただいま」の報告。そして母を送り届け、私たちが帰るときは、だいぶ寂しかったようで、どうでも良いことをかなりごねたりもしたし、私も辛かったのですが…また来るからと、T市を後にしました。

電車の中でもちょっとうるっときちゃったのですが…やっぱり飛行機に乗るとスイッチが入るみたい。羽田に到着して、空港で少し写真を撮り、帰ってきました。


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左の真ん中より少し上に見えるオレンジ色の光は実は月です♪

ということで、急ぎ足できたつもりですが、長くなってしまいました。ここまでおつきあいくださり、ありがとうございました。








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コメント 8

katakiyo

お母さんは凄いですね、フィルムの現像・引き伸ばしまでやられていたとは!
by katakiyo (2014-11-14 08:34) 

sig

こんにちは。とてもすてきな親孝行ですね。もちろん紅葉の写真もすてきです。連山の写真は見事ですね。横幅限定のブログでは、ジオラマ写真がかえって小さくなるのが惜しいですね。熱気球はイベント会場のような場合、体験搭乗と言って係留したまま30m程しか揚げないことが良くあります。長岡の田舎でもニオといいます。
by sig (2014-11-14 13:37) 

としぽ

お母さんが写真の現像をされていたと言うのは凄いですね。
北海道もきれいに紅葉していますね。
by としぽ (2014-11-15 12:27) 

うさ

>katakiyoさん
凄いのかどうかはわかりませんが(笑)、幼い頃の思い出ですね。いつからそれをやらなくなったのかはよく覚えていないのですけれど…。白い紙が液につかるといろいろ見えてくるというのがすごく面白かったし、貴重な体験だったと思います ^^
by うさ (2014-11-15 21:09) 

うさ

>sigさん
自己満足の親孝行かもしれないのですが、父に何も出来なかったことが自分の中にすごく残ってしまって、せめて母とは…と思いまして。熱気球はそうなんですね。もっともっと高く上がっていくのかなぁって期待したんですけれど(笑)。
長岡にも「ニオ」があるんですね。「ニオ」という名前も今回初めて知りました♪ 愛嬌のある姿ですよね!
by うさ (2014-11-15 21:09) 

うさ

>としぽさん
近所には、「げんとう会(漢字がよくわからないのですが)」といって、動画みたいなのを見せてくれるおじさんとかもいて、年に何回か近所の子供たちを自宅に招いて見せてくれたり、私が住んでいた田舎町の一角はそういうのが好きな人が多かったのか、流行っていたのかもしれないです(笑)。今、考えると確かにラッキーな環境だったかもしれません^^
by うさ (2014-11-15 21:13) 

sig

こんばんは。
現在の長岡の田園では、コンバインで刈り取った稲はコンバイン上でそのまま即座に脱穀され、稲わらは細かく裁断されますから、稲束を天日で乾燥させるためのニオを見ることはできません。(持ち帰った米は作業場の乾燥機で乾燥させます)
・・・と送信したところ、上のコメントが目に入りました。で、書き足しです。
「げんとう」とは「幻燈、幻灯、マジックランタン」のことです。いわば映画の原点。専門家に任せてください。笑

by sig (2014-11-17 19:48) 

うさ

>sigさん
補足ありがとうございました!
そうなんですね。ニオって昔ながらの方法なんでしょうか。

…「げんとう会」は、絶対にsigさんにうかがえばわかるだろうな〜と思っていました(笑)。気づいてくださり、ありがとうございます!!
by うさ (2014-11-18 01:05) 

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